オニバス自生地
(平成29年9月1日撮影)
種別
天然記念物
指定
昭和8年12月5日
所在地
児湯郡木城町大字椎木3584-1(岩渕大池)
概要
岩渕大池には古くからオニバスが自生していた。その発生の起源、経過などは明確ではないが、県内唯一のオニバスの自生地であるのが特徴。
スイレン科、1年草の植物、オニバスの全体に鬼の角のようなトゲがあることから、名前の由来となっている。1株に4~10株ほどの葉をつける。
開花時期は7月頃~10月上旬頃であり、葉と葉の間から顔を出す紫色の花が華やかなイメージを与えている。花は開花後3日ほどでしぼむ。花は2種類あり、開花する「開放花」と開花をしない「閉鎖花」がある。「閉鎖花」のほうが種を多くつける。
オニバスの種は水底に沈むが、翌年芽が出るとは限らない。数年~数十年休眠して芽を出すものもある。また冬に池の水が干上がり、種が空気にふれることによって芽が出やすくなることも知られている。
平成18年まで池で自生していたが、様々な理由からオニバスは自生せず、平成29年、地元の方の保護活動(池底の種を池近くの水田で一旦育て、株を池に植えた。)により開花した。
リンク
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更新日:2023年03月30日