風しん予防接種（成人）について

【風しんとは】

風しんは、風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で、風しんへの免疫がない集団において、1人の風しん患者から5～7人にうつす強い感染力を有します。

風しんウイルスの感染経路は、飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。

【症状も無症状から重篤なものまで】

大半は無症状～軽症のことが多いですが、重篤な合併症併発まで症状は幅広く確認されています。特に成人で発症した場合、高熱や発疹が長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあるため、決して軽視はできない疾患です。

【これから生まれてくる赤ちゃんへの影響が大きい】

大人になって感染すると無症状～軽症のことが多いですが、無症状でも他人に風しんをうつすことがあります。

妊娠早期の妊婦さんが風しんにかかると、生まれてくる赤ちゃんが先天性風しん症候群（生まれつき耳や心臓などに障がいが出る）になることがあります。

〇あなた自身とこれから生まれてくる世代の未来を守るために風しんの抗体検査と予防接種を受けましょう

昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性の方は、風しんの予防接種を受ける機会がなかった世代であり、風しんに対しての免疫（抗体価）が低い傾向が認められたため、特例措置として令和元年度から令和6年度末まで、風しんの抗体検査と予防接種（検査・予防接種無料）を受けられる機会が設けられていました。

しかし、全国的にもワクチンの供給が不安定になっている状況が続いていたことから、令和6年度末までに抗体検査を実施し、定期接種対象者と判定された方のみ予防接種の実施機関のみ令和9年3月31日までの2年間延長されました。

【対象者】

◎下記のすべてに該当される方（保健センターより封書を郵送(注1））

●予防接種実施時に木城町に住民票のある方

●昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間にうまれた男性

●令和6年度末までに抗体検査を受けられ、結果、風しん定期接種の対象と判定された方

●令和7年3月末までに、クーポンを利用した予防接種を受けていない方（注2）

【実施期間】 令和6年4月1日から令和9年3月31日まで

【町指定医療機関】 木城クリニック （0983-32-3322）★要予約

【料金】 無料

（注1）保健センターより郵送する書類

◎ 木城町風しん第5期定期予防接種対象確認書

◎ 風しんワクチンに関する説明書

◎ 前回の抗体検査の結果がわかる書類

◎ 風しん第5期予診票

（注2）

現在、有効期限が令和6年度末までの受診券につきましても、使用期限を2年間延長することになりました。また紛失された場合でも、今回、保健センターから郵送された書類のみで接種することは可能です。

（注4）過去に一度でも、予防接種を受けたことがある方は対象外となります。

1．保健センターより、定期接種対象の方へ書類一式が届く

2．書類を確認後、医療機関（木城クリニックのみ）へ予防接種の予約をする

3．接種当日は、以下の書類を木城クリニックへ持参してください

◎木城町風しん第5期定期予防接種対象確認証

◎ 風しん第5期予診票

◎ 風しん抗体検査結果がわかるもの

4．医師の診察を受けて、予防接種を受けてください

【注意事項】

◎予防接種は、説明書を読み希望される方は、医師と相談され体調の良いときに接種してください