石井記念友愛社 静養館

更新日:2023年03月30日

ページID: 1418
緑の木々の中に瓦屋根の木造の建物が建っている写真

種別

有形文化財

指定

平成29年10月27日

所在地

児湯郡木城町大字椎木字中原644-1

概要

 社会福祉法人石井記念友愛社が所有管理。岡山県岡山市の岡山孤児院で孤児救済を行っていた石井十次は、キリスト教精神を基盤とした理想的農村共同体を築いた。岡山孤児院児童を宮崎県西都市茶臼原に送り開墾に着手し、必要な建物の移送を和船と馬車により行った。

 1879年(明治12年)、米国の2階建て宣教師宿舎として岡山に建築される。その後、岡山孤児院園舎を経て、1913年(大正2年)、宮崎茶臼原に移設され、石井十次は家族とともに移り住み、茶臼原孤児院事務所として利用した。1914年(大正3年)石井十次は階下の1室で永眠したとされている。

 1924年(大正13年)、2階建てから1階建てへと改築され、今日では教育・生活・児童福祉活動の場であった当時の歴史的景観を形成している。

(社会福祉法人石井記念友愛社 所見補足説明資料ー石井記念友愛社「静養館」・「方舟館」より抜粋)

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