木城町は、誰もが「自分らしく」生きられるよう、多様性が認められる社会を目指しています。これは、人間の性(セクシュアリティ)においても同様です。 多様な性について正しい理解が十分に広がっていないため、性的少数者(典型的とされていない性自認や性的指向の方)の方々は、社会の中で様々な困難に直面しています。 町では、多様な性に関する正しい情報提供を行っていくとともに、理解促進のための啓発活動のほか支援等に取り組んでいきます。1.多様な性について
・知ってほしい!多様な性のこと (1,191kbyte)
・多様な性を学ぶためのハンドブック「みんなおなじきのしたで」 (8,829kbyte)
2.木城町パートナーシップ宣誓制度
木城町では「町民一人ひとりが互いに価値観などの違いを認め合い、誰もが自分らしい生き方ができるまちの実現」を目指しています。この理念に基づき、性的少数者のパートナー関係を尊重するために「木城町パートナーシップ宣誓制度」を令和2年4月1日から始めています。【制度の概要】
「木城町パートナーシップの宣誓の取扱いに関する要綱」に基づき、一方又は双方が性的少数者である二人がお互いを人生のパートナーとして日常生活において相互に協力し合うことを約束した関係であることを木城町長に対して宣誓し、宣誓証明書等を交付する制度です。 詳しい制度の内容及び手続き方法は、下記ご利用の手引きなどをご覧ください。 ・「木城町パートナーシップ宣誓制度ご利用の手引き」 (406kbyte)
・「木城町パートナーシップの宣誓の取扱いに関する要綱」 (441kbyte)
【宣誓することができる方】
次の要件を全て満たす必要があります。 ・宣誓をしようとする2人が真にパートナーシップを築いていること。 ・成人年齢(20歳)以上であること。 ・宣誓をしようとする者の少なくともいずれか一方が木城町に住所を有し、又は木 城町への転入を予定していること。 ・配偶者(婚姻の届出をしていないが事実上婚姻と同様の関係にある者を含む。) がいないこと。 ・宣誓をしようとする相手以外の者と宣誓をしていないこと。 ・宣誓をしようとする者同士が近親者(直系血族若しくは三親等内の傍系血族)又 は直系姻族でないこと(※パートナーシップに基づく養子縁組の場合は宣誓 できます。)。【宣誓手続きの流れ】
①宣誓する日時を電話で予約(宣誓希望日の7日前までに。総務財政課☎0983-32- 4725) ②必用書類を揃え、予約した日時に職員立ち合いのもと2人で宣誓書に署名 (宣誓場所:木城町役場orリバリスor宣誓者の希望する場所(町内に限る。)) ③提出書類等の内容確認 ④宣誓証明書等の交付 (原則、即日交付(ただし、双方が木城町に住所を有していない場合を除く。))【必用書類】
次の①~③の書類を揃えてください。なお、①・②は宣誓日以前3ヶ月以内に発行されたものに限ります。 ①住民票の写し又は住民票記載事項証明書(本籍地及び世帯主との続柄表示不要) 各1通 ※木城町転入前に宣誓する場合は、転入先の木城町住所が記載された転出証明書の 写し ②戸籍抄本又は独身証明書 各1通 ※外国籍の方は、配偶者がいないことを確認できる大使館等公的な機関が発行する 書面に日本語訳を添付 ③本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど) 各々【予約時にお伝えいただきたい内容】
・宣誓希望日時(役場閉庁日は除きます。) ・宣誓者お2人の氏名、住所、電話番号(通称を希望される場合は、通称も) ・宣誓希望場所(役場・リバリス・町内の自宅等) ※役場・リバリスを希望される場合は、プライバシー保護のため個室での受付もで きますので、ご希望の場合は予約時にお申し出ください。【留意事項】
・宣誓証明書等の交付書類は、法的な効力を有するものではありません。 ・宣誓や宣誓証明書等の発行は、無料です(住民票の写しなどの必用書類の発行手数 料等は自己負担となります。)。 ・宣誓証明書・宣誓証明カードを紛失、毀損、汚損、氏名変更などした際は、再交付 の申請ができます。 ・パートナーシップが解消された場合等は、宣誓証明書等を返還していただきます。 ・不正により宣誓を行っていた場合等は、宣誓証明が無効になります。【パートナーシップ宣誓証明書で利用可能な行政サービス】
・家族転入奨励金申込 (問合せ先:まちづくり推進課企画調整係☎0983-32-4727) ・町営住宅入居申込 (問合せ先:環境整備課管理係☎0983-32-4729) ※その他にも民間において受けられるサービスがある場合があります。【自治体間連携】
パートナーシップ宣誓制度を利用されている方が転入・転出する場合、通常は転出元自治体への宣誓証明書の返還等の手続を行い、改めて必要書類等を揃え、転出先自治体で宣誓を行う必要があります。
自治体間連携協定を締結している自治体に転居する場合は、転出先自治体への宣誓を必要とせず、提出書類を一部省略することができす。加えて、この連携制度を利用される方が安心してご利用いただけるよう、両自治体の担当職員間も連携を取り合い、転出先における制度の説明や転出先担当職員の紹介等も行います。
・自治体間連携イメージ図 (149kbyte)
★連携協定締結自治体:宮崎市、えびの市
【パートナーと法的な関係を構築する方法】
「パートナーシップ宣誓制度」とは別で、婚姻に類似した法的関係性を築く手続きとして、公正証書による遺言書の作成や任意後見契約を結ぶなどの方法があります。詳しくは、公証役場や行政書士等にお問い合わせください。 3.その他取り組み
【アライ(Ally)】
アライ(Ally)とは、同盟を意味するアライアンス(Alliance)が語源で、性的少数者の困難・苦悩等に共感し、支援・寄り添いたいと思う人のことを指す言葉です。 木城町は、アライとして多様な性の正しい知識の普及等に取り組んでいきます。 町では、性的少数者の尊厳や社会運動を象徴する虹色の旗(レインボーフラッグ)を各行政施設で掲出しています。また、各行政関係施設の多目的トイレの普及を推進しています。【職員研修】
定期的に職員研修を実施し、多様な性への理解を深めています。 ・令和元年度「知ってほしい!性の多様性」 ※職員以外の町民等も参加可能として 実施しました。 ・平成30年度「学ぼう!LGBTとハラスメント」【町民向け講座】
多様な性の正しい知識を町民全体に普及させるために実施します。 当事者等の講師を招いてのものや、地区の会合に職員が出向いての出張講座も行います。 ・令和3年12月12日(日)開催 「多様な性をみんなで考える映画上映&講演会」 (765kbyte)
4.多様な性のことでお悩みの方へ
【当事者団体による交流会】
LGBT交流会「レインボービュー宮崎」が、性的少数者当事者のみ参加可能な『クローズ交流会』と当事者以外の方も参加可能な『オープン交流会』を定期的に開催しています。 申込先:LGBT交流会「レインボービュー宮崎」代表 山田健二(ヤマダケンジ)氏 ☎090-6650-9490 開催場所:宮崎市男女共同参画センター「パレット」 参加料:実費(お菓子代等 数百円程度) 交流会チラシ→宮崎にもLGBT(みんな)の居場所があります。 (124kbyte)
LGBT交流会「レインボービュー宮崎」→ ・facebook ・twitter