●「ヤンバルトサカヤスデの発生にご注意を」-印刷用チラシ (242kbyte)
●ヤンバルトサカヤスデとは
●ヤンバルトサカヤスデの一生
1年1世代で、卵→幼虫(1~6令)→亜成体(7令)→成体と発育し、一生は約1年余りです。交尾期は10月~11月頃で、交尾後約1ヶ月で産卵します。
集団移動時期は、年2回あり、4~6月頃に幼虫の集団移動、10~12月頃に成体の集団移動が起こります。雨上がりなどの湿度の高い夜によく集団移動します。
●ヤンバルトサカヤスデの侵入防止策
ヤンバルトサカヤスデは表面がツルツルしたところは歩行できない特徴があるため、紙製ガムテープやステンレス板を家の周りなどに張ることで、侵入を防止できるという報告もあります。
また、ヤンバルトサカヤスデは薬剤に弱いといわれています。家の周りに殺虫剤を散布しておくと侵入を防止できます。
●ヤンバルトサカヤスデのまん延防止
ヤンバルトサカヤスデの拡大の原因は、人為的な移動によるものが最も大きいといわれています。
具体的には、園芸樹木等の根付き植物や鉢植え、堆肥等の農業資材、工事現場等の残土などとともに卵 等が運ばれ、生息域が拡大していきます。
このため、まん延防止には、地域住民の方々のご協力はもとより、圏芸業、農業、建設業などの関係業者の皆様のご協力が不可欠です。
土壌等を、生息地域から搬出するときは、搬出元で必ず 薬剤処理を行ってください。
また、生息しにくい環境をつくる事も重要です。生息源となる山の環境整備、土手の草払い、下草払い、側溝の清掃等を徹底し、日当たりを良くし、暗く湿った場所を作らないようにしましょう。